未成年者でも派遣登録できるか?
大学に入って、コンパやサークル活動などで出費も増えるでしょう。また実家を出て一人暮らしをする人も多いでしょうが、そうなると自分で生活費のやりくりをしていかないといけません。そこでお金が足りないので、派遣労働などの仕事をしようと思う人も出てくるはずです。学生でも派遣会社に登録することが可能です。派遣登録するにあたって、原則年齢制限はないからです。ただし未成年者の場合、派遣の仕事をするに当たっていろいろな制約のあることも頭に入れておきましょう。
労働に関する法律はいくつかありますが、その中の一つに労働基準法があります。労働基準法では、働くことのできる年齢のラインを設けています。最初の働くことのできるラインとして、15歳があります。ただし15歳になったら誰でも働けるのではなく、15歳の誕生日を迎えて、最初の3月31日を経過した時点で労働が認められます。ただし例外もあって、特殊な仕事の場合には労働が認められます。有名な所では芸能界の子役タレントなどが該当します。
15歳になって最初の3月31日を過ぎれば、どのような仕事もできるのかといえばそうではありません。18歳未満の未成年者は原則1週間で40時間、1日8時間を超えて勤務はできません。加えて、夜10時以降の深夜時間帯の勤務も禁止されています。18歳を過ぎれば、制約がなくなりますからいろいろな仕事にチャレンジできるでしょう。大学に入学した後に派遣登録する場合には、まず問題なく手続きは進められるはずです。ただし高校生の場合でも、理論上は派遣スタッフに登録することは可能です。しかし上のような成約を伴うため、スタッフのマネージメントをするには少々面倒になります。そこで高校生が派遣登録の申し込みをしても、派遣会社によっては上で紹介した事情を説明されて、直接ではないけれどもやんわりと登録を断られるケースも出てきます。
未成年の学生の場合、派遣に登録したら日雇い系の仕事にターゲットを絞るのが良いかもしれません。中にはフルタイムやパートタイムで仕事のできる案件もありますが、このような仕事は学生にはなかなか回ってこない可能性が考えられます。というのも学生の場合当然のことながら学業がメインとなります。そうすると学校のスケジュールなどの事情で仕事を紹介しても、休みがちになるのではないかと思われてしまうからです。日雇い系であれば、その日1日のスケジュールのやりくりなので学業との両立もしやすく、派遣会社としても紹介しやすいわけです。
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